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2011年11月23日
読まれるメルマガとは
この記事は、2011/11/14配信の「出版業界を生き抜く!『ネット活用研究所』」メルマガの記事を若干修正し掲載しています。「出版業界を生き抜く!『ネット活用研究所』」メルマガのご購読はこちらから。
ちょうど一年ほど前、当社にて「メールマガジン活用勉強会」というのを主催いたしました。
10数社の出版社様にお集まりいただき、配信サービス大手のパイプドビッツからも登壇していただいて、 様々な事例や悩みを皆さんとお話しした覚えがあります。
ソーシャルネットワークが完全に根付いた現在でもメルマガは相変わらず一定の強さを保ち続けており、むしろ、有料メルマガが続々と発行されるなど一部では強まってさえいるように思えます。
しかし、本当にメルマガは読まれているのでしょうか?
私も仕事柄、多くの出版社のメルマガを購読していますが、多いからこそということもあり、多くのメルマガは開封しないまま終わってしまいます(大変申し訳ありません)。
勉強会でも、タイトルや配信日時、改行の位置にいたるまで「メルマガを読んでいただくため」に執筆者の皆様が色々と努力なさっていることはわかっているのですが、全てに目を通す、というわけにはなかなかいきません。
そんな中で私が1社だけ毎回必ず読んでしまうメルマガがあります。
それは、どこかといいますと文藝春秋のメルマガ「新刊ニュース」です。
ではなぜ文藝春秋のメルマガは読んでしまうのか。
その秘密はメルマガのタイトルで明白です。文藝春秋社のメルマガのタイトルは基本的にこれで始まります。
「お好きな1冊プレゼント!」
そうなんです。文藝春秋社のメルマガは、基本的に新刊紹介のメルマガなんですが、毎回その月に出た新刊をプレゼントする、 という企画ものになっているのです。もちろん、応募者全員ではなく、抽選
なのですが。
人間というものは現金なもので、「無料」という言葉に弱い生き物です。
文藝春秋のメルマガは、単に「今月はこの本が出ました」と紹介するのではなく、「好きな一冊をプレゼントするから選んでね」という形にすることで、読者に「読まなくては損するかも」という気にさせています。
結果的に「今月は特に欲しいものがないな」ということがあっても、読者には本の存在をアピールすることができるわけです。
当然、応募して抽選に外れれば悔しくなり、買って読む読者も出てくることでしょう。
この戦略は見事だといつみても思います。
文藝春秋の新刊ニュースメルマガは、単行本・新書・文庫と毎月3回くるのですが、その3回が迷惑などころか楽しみにすらなります。
このメルマガ戦略がベストだ、というわけではありませんが、少なくとも私のような読者には効果があるということはわかりました。
とはいえ、一応業界の人間としてはなかなか応募しにくいもので、応募しようしようと思いつつも一度もしたことはないのですが。
かくいう弊社のメルマガがどのくらい読まれているのかは分かりませんが、皆様の参考になれば幸いです。
(坂)
投稿者 d3admin : 2011年11月23日 10:03 : カテゴリ メルマガから
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