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2011年04月18日

成熟期を迎えたネットにおける出版社の新規事業展開

 この記事は、4/12配信の「出版業界を生き抜く! 「ネット活用研究所」」メルマガの記事を若干修正し掲載しています。メルマガのご購読はこちらから。

 昨年12月、日本経済新聞出版社より、成熟期のウェブ戦略―新たなる成長と競争のルール
という書籍が刊行されました。出版社が電子書籍をどう位置づけるか、ということにもかなりの分量を割いており、大変興味深い内容でした。
 当社では、毎月、既存顧客向けにレポートをお届けしていますが、今月のレポートでは、この本のうちのウェブでの新規事業展開についての内容について、出版社がどう取り組むべきかというところを特に考えながら、簡単にご紹介しています。

 まず、現状整理として、野尻氏はこの著書で、ネットの普及率の高まりやユーザの経験の深まりにより、ネットでの新しい事業の立ち上がりが速くなってきていると言っています。
 お得なクーポンを販売するサイトである米グルーポンは2008年12月に立ち上がったのに、2年ほどで世界20カ国以上に展開し、1000万人以上のユーザを獲得したとのことです。このビジネスの鍵は、クーポン情報がクチコミで広がることにありますが、ツイッターなどのSNSがすでに普及していたため、このよ
うに速い事業展開が可能になったということです。
 また、美人時計も、サービスを開始してから9ヶ月でmainichi.jpを上回る月間2億5千万PVを稼ぐようになったということで、時間を見るという、あまり気づかれていないニーズにうまくはまったことで、大きなビジネスになることを示している、とのことです。

 このような中で、出版社ならではの事業機会の方法論として、まずソーシャルコマースがあると思います。ソーシャルコマースの一つとして、ゴルフダイジェスト社の出資したゴルフダイジェストオンラインを例示しています。
 ゴルフダイジェストオンラインは2000年にサービスを開始し、ゴルフ用品のEC、オンラインでのゴルフ場予約、ゴルフ関連のコンテンツ制作・広告の3本を事業の柱として展開しています。
 さらに、サイトでゴルフに関連するブログやサークル機能を提供しており、特にプロゴルファーやレッスンプロも利用しているとのことから、サイトへの大きな吸引力を発揮しているとのことです。
 同社と同様のビジネスは、専門出版社様では、その専門知識を活かし、自社だけでなく他社の本も販売したり、その知識をうまく商品化していくことも比較的、考えやすいように思われます。

 その他、このレポートでは、ニュースやコンテンツの有料化の際の必要要件の仮説を3つご紹介していたり、有料コンテンツを購入するユーザセグメントや事業の立ち上げ方を紹介しています。

 このレポートをご希望の方は、お手数ですが、mm[at]dcube.co.jp ([at]は半角のアットマークに置換してください)に「成熟期を迎えたネットにおける出版社の新規事業展開」希望の旨お書きいただき、メールをお送りください。折り返し、添付ファイルでレポートをお送りします。また、当社のメールマガジンに登録させていただきます。よろしくお願いいたします。

(寺島)

投稿者 d3admin : 17:09 | トラックバック


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