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2010年08月20日
ブログと書籍の売上の相関についての研究ご紹介
この記事は、「出版業界を生き抜く! ネット活用研究所メルマガ」8月10日号から転載しています。
ブログの口コミがアップされることで、本が認知され買われ、それが口コミになり、また本が売れる、というポジティブ・フィードバックが効いたら、あるいは、口コミ数の増加を元に重版部数を決めることができたら、とても効率的なマーケティングが可能になるでしょう。
今月書いたクライアントレポートでは、書籍の売上とブログに書き込まれた数(言及数)の関係を、東京工業大学大学院総合理工学科で研究していることを知りましたので、その3本の論文を紹介しています。
また、研究結果を踏まえた、本の口コミマーケティングを考えてみました。
研究論文の内容ですが、1本目は、2009年度のベストセラー6点について解析しており、本のジャンル毎で売上と言及数の相関の大きさが違うことが観測されています。
また、2本目では直木賞・芥川賞について、受賞前・受賞後での売上・言及数の変化を解析しています。
さらに3本目では、夏の文庫フェアのアイテムで、売上に先行して言及が増えるという現象が起きていないかを調査しています。
これらの論文はまさに学術論文だったので、かなり読み込むのに苦労しました。また、現場の感覚としては、これらの論文で解析している対象では、なかなか売上と言及数の相関は見えにくいのかな、とは思いました。
しかし、このような試みが、効率的なマーケティング手段の発見につながるのではないかと思います。
引き続き、この研究室の取り組みはウォッチしていきたいと思っています。
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(寺島)



