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2007年11月30日
ちょっくら書店営業が書籍化?
INC総会(2007/11/28) - franken_log.
あのちょっくら書店営業が書籍化らしい。
版元名や時期など詳しいことはわかりませんが、刊行が楽しみです。
セミナー「出版マーケティングの基礎と実践」を聴いて
時々、出版研究センターのセミナーを拝聴しているのですが、先日は「出版マーケティングの基礎と実践」というセミナーを聴いてきました。
講談社の中島さんという方が講師で、マーケティングのMBAを取られた方なのですが、率直に自社の現状をいろいろ教えていただきました。
何と言っても非常に面白かったのは、村上春樹著の『アフターダーク』と浅田次郎著の『中原の虹』の広告キャンペーンについて、いろいろな媒体に使った費用と、それに対する効果を実際の数字で見せていただいたことです。ただ、これはオープンにできるものではないということなので、具体的な数字についてのアップは控えさせていただきます。
ただ、結論的に、どちらも、著者の意向に沿ってしまって失敗してしまったというところで少しおっしゃっていた、大著者相手だと出版社さんとしてはきちんとした計数にもとづくロジックがないと説得するのが難しい、という点については、さらに言えば、このようなノウハウをきちんと持ち、著者に説明できることが、著者が今後、ネットを使って直接読者に自分のコンテンツを販売していくことがポピュラーになっていくと予想される中で、出版社が中抜きされないための著者にとっての存在価値になるのではないかと思いました。
今回、費用対効果を出す上で使われたのは、POSデータと戻り葉書で、特に戻り葉書の重要性を強調されていました。確かに、実際に買って読んだ読者がどこでその本を認知したのか、ということが分かるのは戻り葉書だけです。
しかし、私の知るところでも、単に編集者の方が溜め込んでいたり、あるいは著者にお見せするだけにしか活用されていないことが多いようにお見受けしますが、講談社でも基本的にはそのようで、この2作についてあまりにも広告・販促計画がうまくいかなかったので特別に調べたということです。
なかなか改善サイクルをまわすというのは大変なもので、そもそもどうやって施策を評価するのかを考えるのが簡単ではありません。今、来年度の経営計画を作っているので改めて振り返っていますが、当社の経営指標もやっとそろって改善サイクルが確立してきたところです。
さらに我田引水をすれば(^_^)、サイトは立ち上げるまでも大変ですが、立ち上げた後、改善していくこともなかなか大変な作業です。当社ではアクセスログ解析を定期的に行いレポーティングしてお持ちするサービスをしていますが、データを整理するだけならまだしも、読み込んで解釈し、改善につなげるのは対価を頂戴していてもなかなか大変です。しかし、数字をベースにご提案をすると、新たに出費していただくことになるのにも関わらず(^^ゞ、喜んでいただけているようなのでやりがいはあります。
計数とその評価を繰り返し地道に継続的に改善する、ということの難しさと重要さを改めて認識したセミナーでした。
(寺島)
2007年11月26日
ミシュランガイド東京発売、初日品切れの書店も
ミシュランガイド東京発売、初日品切れの書店も(読売新聞) - Yahoo!ニュース
ワイドショーも朝のニュースも、ミシュラン尽くしな週末だった印象が。
参考URL:「初日売り切れの書店」の正しいあやまりかた。
「Webアンケート調査のお願い」は講談社から?
Sukima Windows Plus: Excelのプロパティはまるで「ラーの鏡」のようだ。
大量送信されたコミックに関するアンケートについていたExcelファイルのプロパティを開くと製作者が「講談社」となっていたことが話題に。
誰でも擬装が可能なことから、「釣り」と判断しているかたも。
つうか講談社からのメールだったら、そんなせこい事しなくても喜び勇んで答えちゃうけどな俺w
「Webアンケート調査のお願い」は講談社から? - 酔拳の王 だんげの方
ごもっともだと思います。
ひろゆきがティム・オライリーに直接きいた、「Web2.0ってなんだったの?」
ひろゆきがティム・オライリーに直接きいた、「Web2.0ってなんだったの?」:ニュース - CNET Japan
中身的には、ちょっとタイトル負けしてるような気もします。
2007年11月21日
当社クライアントのネット活用の方針
一週、空いてしまいました。申し訳ありません。
先週は、クライアントの訪問が多かった上に、各スタッフに年間計画を作ってもらうための面談をしていて、某超大手出版社様向けプレゼン資料を作り、、、と、とてもブログを書く余裕がありませんでした。
そこで、今回のエントリーですが、このプレゼン資料のために作ったデータをお見せします。当社で10月に実施したお客様満足度調査から、現在のネット施策の取組状況と今後の活用の方針をおうかがいした部分を集計し、それぞれの平均を取ってみたものです。

当社のクライアントにおいて、現状に不満が大きく、今後整備を考えている、ということがもっとも目立つのは、書店向けの情報提供でした。以前にも書きましたが書店のネット利用が広がっていて、ほとんどの書店さんにネットにつながるPCがあり、かつ営業マンの手厚いフォローが難しくなっているので、そのように考える出版社さんが多いのは納得できます。
これは書店の長時間営業化も影響しているのではないかと思います。書店員の行動として、昼間は接客や品出しで忙しいので、夜の空いた時間にフェアでも考えようか、でも、出版社の電話窓口は閉まっているし、じゃあ、出版社サイトにアクセスして注文書を取り寄せる、のようなことが増えているのではないでしょうか?
2番目としては、検索エンジン対策でした。読者さんが検索エンジンで探して欲しい本を見つける、という行動の増加に問題意識をもっていただいています。その場合、トップページから順々に商品詳細ページにたどり着く、という経路でサイトを見ていくわけではなく、検索エンジンからいきなり商品詳細ページへやってくる、という行動をとることも多くなっており、そのことへ対応した見せ方が重要になってきていることが認識されているのだと思います。
集計方法を含めて詳しくは、「当社クライアントのネット活用の方針」(PDF 52.5kB)をご覧ください。
(寺島)
2007年11月20日
Amazon、電子書籍リーダー発表へ
[WSJ] Amazon、電子書籍リーダー発表へ - ITmedia News
リーダー名はKindleとのこと。
電子書籍端末リーダーは毎回苦戦を強いられてきてますが、Amazonはどうでしょうか。
現状だと、端末の独自開発よりも、どの形式でも読める電子書店を目指すほうが楽な気もしますが。
BIGLOBE、オリジナル電子書籍を制作・出版・販売するオンライン出版事業を立ち上げ
日経プレスリリース BIGLOBE、オリジナル電子書籍を制作・出版・販売するオンライン出版事業を立ち上げ
BIGLOBEがネット小説などを電子書籍化する出版事業へ:ITpro
書籍化・映画化も検討とのこと。
どこかの出版社と連携を取ったりするのでしょうか。
2007年11月15日
“次のアマゾン”、リアーデンを知っていますか?
リアーデンは企業向け調達サービスに特化したポータルサイトとのこと。
後半に書かれている個人向けサービスの件はとても参考になります。
2007年11月13日
春秋社様のホームページをリニューアルしました
ご報告が遅れましたが、春秋社様のWebサイトを2007年9月にリニューアルいたしました。
以前の春秋社様のホームページは、かなり以前に作成されたもので、全てのページが静的ページで作成されているなど、デザイン・更新作業の両面で色々とご苦労があったようです。
ユーザビリティという点でも「フレームが使用されている」「検索機能が五十音順のリンクのみ」など、決して使い勝手がいいサイトではありませんでした。
こうした状態をなんとか改善したい、ということで弊社が今回のリニューアルをご担当させていただくことになりました。
今回のサイトリニューアルで、まずデザインの点で留意したのは、
・創業から80年以上という歴史を感じさせる落ち着きのあるもの
・仏教書を多く手がけているため、そのイメージを髣髴とさせる
・シンプルかつ、見やすい
ということでした。
最終的に、人文・心理・仏教・音楽といった主要ジャンルのキーワードから、人の心のうつろい、宗教、人と人との関係性、音楽のリズムといったものを連想させるイメージとして、同心円状のオブジェクトを使用しました。
また、余白を広く取ることで、格調性と「本物志向」を表現し、背景には出版社ということで紙のイメージを。色は春秋社様のご要望であった濃いグリーンとワインレッドをベースにしました。
おかげさまで春秋社様だけではなく、利用者の方々からもご好評をいただいております。
また、機能面では、検索やニュース表示、おすすめ本の掲載などの基本的な機能はもちろんですが、他にもいくつかの点で特徴的なものを追加いたしました。
ひとつは、以前に河出書房新社様のトップページリニューアルの際にもご紹介させていただいた、FLASHバナーの導入です。FLASHバナーを利用することで「限られたスペースで動きのあるサイトを作る」ことが実現できます。
ふたつめは、「著者マスタ」の作成です。
通常のサイトでは、著者や訳者、監修者のお名前は、各書籍の情報として登録されています。
春秋社様では、こうした著者の方のお名前だけでなく、著者の略歴や著者ホームページなどもご紹介したい、というご要望がありました。しかし、この場合、著者の略歴などの内容が変更になった場合、その著者の方が関わる全ての書籍のデータを書き換える必要が出てきます。また、同じ著者の名前でも、登録する人間によっては文字を間違えて入力してしまったり、姓と名の間にスペースがあったりなかったりと、統一された表記にならない、といった問題もあります。
こうした問題を解決するために、著者のデータを書籍のデータとは別に持ち、そちらに著者データをまとめてしまいました。それが「著者マスタ」です。書籍のデータに著者を登録する場合は、その「著者マスタ」からのデータを引っ張ってくるようにすることで、著者名の表記が書籍ごとに異なってしまうこともなくなり、また著者の略歴も「著者マスタ」を書き換えるだけで、全ての書籍に反映されるようになっています。
この「著者マスタ」という機能は、同じ著者の作品が数多くある、といった出版社様にとっては非常に便利な機能です。
最後に、Webサイトとは関係ありませんが、このWebサイトに掲載している書誌情報で、そのまま出版目録を作成できる、といった機能、というよりも運用サービスも行っております。
通常、出版目録というのは通常の書籍と同様に、ページごとに組版データを作り、赤入れ・校正を行って最終的に本にする、という流れが一般的だと思います。
しかし、この場合ですと「目録を作りたい」と思ってから書籍のデータを入力し、新たに組版し、赤入れ・校正するという手間がかかります。
弊社のNETPublishersでは、Webサイトの書誌データを、そのまま目録用のデータとして利用することができ、目録の表示パターンさえ決めてしまえば、簡単に目録を作成することが可能です。つまり、Webサイトの書誌情報さえ最新かつ正確なものになっていれば、赤入れ・校正の手間が大きく削減され、作成しようと思えばいつでも最新のデータで目録が作成できるということです。
このように、一見普通のWebサイトに見える春秋社様のホームページですが、運用面でもご紹介した機能をはじめとした様々な工夫を凝らしています。利用者にとってだけでなく、運用側にとっても使い勝手がよいサイトになったと思います。
Webサイトのリニューアル、というとどうしても利用者から見える範囲のデザイン、機能といった部分にばかり意識がいきがちですが、弊社では運用する出版社様にとっても、運用のしやすさ、データの有効利用など、リニューアルした意味のあるサイト作りをさせていただいております。
これも出版社専業のWebサイト作りを続けてきたからこそできることだと自負しておりますので、Webサイトのリニューアルをお考えの出版社様は、是非一度お声掛けいただければと思います(坂川)。




