« bk1 ブリーダープログラム終了 | メイン | ブログ持ちが想定しておくべき危機? »
2007年03月13日
書評「大企業のウェブはなぜつまらないのか」
私は「知ったかぶり週報」 というサイトを定点観測しています。某出版社の経営企画をご担当されている方の日記サイトなのですが、こちらの2007年3月4日付の記事で
29ページと31ページの「業務とネットのかかわり方」のモデル図は、自分の思っていたことをあまりにもすっきり図示してくれていて、ちょっと泣きそうになっ た
と紹介されていた「大企業のウェブはなぜつまらないのか―顧客との対話に取り組む時機と戦略」を読んでみました。
私もこの本は大変おすすめだと思います。
タイトルに「大企業」とついていますが、この本の議論は、全く、大企業に限らないと思います。
ネットへの取り組みに限らず、今まで、会社の中に位置づけのないものに対して、人や金を割り当てて業務として取り組む、取り組ませる、ということは大変難しいことです。会社として意思決定することも難しいことですし、担当者も会社に貢献するのかしないのかはっきりしないことに対してモチベーションを持って取り組むことはなかなかできないものです。
この本では、このような、会社という組織の特性を踏まえながら、ブロードバンドが普及した上にネット人口が8000万人を超え、かつ、ブログや、ミクシィなどのソーシャルネットワークサービスが普及してきて、さすがに会社としても何かし始めないと、というネット利用状況の整理がなされた上で、どうやってその営みの中でネットを位置づけていくか、という方法論が語られています。
というわけで、この本のキモは、ネットの利用が今後ますます広がりかつ高度化していくからといって、イケイケドンドンで投資することを単純に勧めているわけでなく、少しづつ実験として取り組んで、長期的視点を持って取り組む、など、経営の中で無理なく位置づける方法論が詳しく紹介されているところにあり、大変参考になりました。
ウェブ担当者の方にぜひお読みいただきたい一冊です。(寺島)
投稿者 d3admin : 2007年03月13日 09:50 : カテゴリ プロデューサーの業務日誌
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.dcube.co.jp/cgi-bin/mt-tb.cgi/1743



