2010年09月02日
WEB技術から見た編集の将来 ++ セマンティックWEBで可能になるサービスから考える ++
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現状のWEBでは、検索エンジンで「東京の名所」という検索をかけた場合、検索対象に「東京」「名所」というキーワードが含まれていないとヒットしません。
つまり、六本木ヒルズや東京タワーと言った東京の名所として知られるスポットのコンテンツがあっても、該当するキーワードをページに含んでいなければ、いくら充実したページでも検索エンジンは認識することができません。
セマンティックWEBでは六本木ヒルズや東京タワーという名詞にも、東京の名所という意味を持つことをコンピュータに理解させることが可能になります。
つまり、先ほどの検索でも、これらのコンテンツがしっかりとヒットするようになります。
セマンティックWEBは遠い夢物語のように思われるかもしれませんが、2012年3月頃に勧告予定のHTML5で、実現に近づくことになります。
では、これが実現したときにはどのような状況になるのでしょうか?
これについて、サイトの構築、運用上、気になる意見を参考にご紹介します。
・今までのような、小手先のSEO対策の効果の低減
検索エンジンは、これまでは、文章に書かれた言葉そのもの、キーワードを検索対象にすることができなったので、さまざまなテクニックがはびこっていました。しかし今後は、ページに書かれた文章の意味を重視してページのランク付けを行うようになるため、よりページのコンテンツが重要になってきます。
・ユーザーが必要とする情報を先読みして提供するサービスの増加
WEBサイト内にどのようなコンテンツがあるのかが把握できるため、検索ワードに対して、ユーザーの求めそうな情報をサイト側が提案してくるようなサービスが増えてくるのではないかと思います。
例えば、「英会話 テキスト」で検索した場合、現状では、単純に英会話のテキストを単純にならべるだけですが、合わせて英会話教室の情報や留学情報、英語圏への旅行情報まで、提示してくれるようなサービスが増えてくるのではないでしょうか。
どちらの予測でも正確なコンテンツ作りをおこない、優良な情報をユーザーに届けるための準備を行っていくことが不可欠となります。その中でも、サイト全体の構成と1ページ毎の情報の整理が重要になってきます。
今行える準備としては、たとえば掲載している書誌情報について、ジャンルわけを明確にし、どのようなことについて書かれていることなのかを整理していくことが必要となります。まさに編集ですね。
また、さきほどの「英会話 テキスト」の例で言えば、実現のためには、コンテンツに関連したさまざまな会社や事業と連携していくことも必要となります。これは、事業を編集する、と言えなくもありません。
編集能力をこれまでと違ったところにも活用していくことが必要となる時代を迎えようとしているということでしょうか。
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(寺島)
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2010年08月20日
ブログと書籍の売上の相関についての研究ご紹介
この記事は、「出版業界を生き抜く! ネット活用研究所メルマガ」8月10日号から転載しています。
ブログの口コミがアップされることで、本が認知され買われ、それが口コミになり、また本が売れる、というポジティブ・フィードバックが効いたら、あるいは、口コミ数の増加を元に重版部数を決めることができたら、とても効率的なマーケティングが可能になるでしょう。
今月書いたクライアントレポートでは、書籍の売上とブログに書き込まれた数(言及数)の関係を、東京工業大学大学院総合理工学科で研究していることを知りましたので、その3本の論文を紹介しています。
また、研究結果を踏まえた、本の口コミマーケティングを考えてみました。
研究論文の内容ですが、1本目は、2009年度のベストセラー6点について解析しており、本のジャンル毎で売上と言及数の相関の大きさが違うことが観測されています。
また、2本目では直木賞・芥川賞について、受賞前・受賞後での売上・言及数の変化を解析しています。
さらに3本目では、夏の文庫フェアのアイテムで、売上に先行して言及が増えるという現象が起きていないかを調査しています。
これらの論文はまさに学術論文だったので、かなり読み込むのに苦労しました。また、現場の感覚としては、これらの論文で解析している対象では、なかなか売上と言及数の相関は見えにくいのかな、とは思いました。
しかし、このような試みが、効率的なマーケティング手段の発見につながるのではないかと思います。
引き続き、この研究室の取り組みはウォッチしていきたいと思っています。
今回のクライアントレポート7月号にご興味がおありでしたら、mm[at]dcube.co.jp ([at]は@に置換してください)にその旨お申し付けください。レポートの全文PDFをお送りします。
その際、当社の「出版業界を生き抜く! ネット活用研究所メルマガ」をまだご購読いただいていないようでしたら、お手数をおかけしますが、あらかじめ、こちらのメルマガ登録ページからお申し込みください。よろしくお願いいたします。
(寺島)
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2010年07月30日
電子書籍セミナーのご案内
当社親会社の萩原印刷では、以前より出版社様のご要望にお応えして携帯電話への配信用に、組版データからXMDFのデータ制作など電子書籍を視野に入れた業務を行っていました。皆様もご存じのように、今年は電子書籍元年と言われ、先日行われたブックフェアでも電子書籍関連のサービスや端末の紹介など多くの人の関心を引いていました。こうした中、萩原印刷においても出版社様の電子書籍ビジネス展開への支援ができるように本格的に電子書籍ソリューションとしてサービスを開始いたしました。そこで、下記日程で説明会を実施することになりました。
是非時間の許す限り皆様にご参加いただけると幸いです。
【日時】2010年8月10日(火) 15:00~17:00
【場所】日本教育会館 第5会議室
〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2 TEL:03-3230-2831
http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html
【概要】電子書籍ソリューション説明会
・電子書籍ソリューションサービスの内容説明
-サービス概要について
-組版データから電子書籍配信データ制作までのワークフローについて
-配信データ制作について(XMDF、ドットブック、MCBOOK)
-iPad/iPhoneアプリ制作・販売について
-ビジネスモデル・料金について
・電子書籍データ制作デモンストレーション
・MCBOOK紹介(モリサワ様)
・ディキューブ販促ソリューションLPOの紹介
※内容に若干の変更がある可能性があります。
【参加申込方法】参加は無料です。
下記URLよりお申し込みください。
http://www.hg-prt.co.jp/seminar1/index.html
なお、現在、萩原印刷が手掛けた下記iPad/iPhoneアプリが、App Storeで好評発売中です。
[東京創元社様] MM9(iPad・iPhone版)
[祥伝社様] 陽気なギャングが地球を回す (iPhone版)
[祥伝社様] 陽気なギャングの日常と襲撃 (iPhone版)
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2010年07月23日
自社サイトが注目
このところオウンドメディア、という言い方がネットマーケティング分野で聞かれるようになってきました。要は自社メディアのことで、概ね自社サイトのことです。
これに呼応して、ペイドメディア、アーンドメディア、というものもあり、それぞれ広告媒体、ソーシャルメディア(≒口コミ)、を指します。
ペイドメディアが新聞に限らず効きが落ちてきたり、ネットでアーンドメディアの力が非常に強くなってきた中で、オウンドメディアだけが自分が好きなようにコントロールできるメディアであること、また、投資効果が蓄積でき、さらにそれが測定できること、などからオウンドメディアの果たす役割が増してきているのではないか、という問題意識が広まってきているようです。
何冊か本も出てきているので、それらを読み込んで、出版社さんとしてどんなことが考えられるのかまとめてクライアントレポートを書こうと思っています。その時は、こちらでも告知しますので、ご期待ください。
(寺島)
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2010年07月15日
1ヶ月空いてしまいました
ごぶさたしてしまい申し訳ありません。
このところお引き合いが多いのと、メルマガで書いているとで、なかなかこちらに書くネタがなくて止まってしまっていました。
そろそろ何か書かないと、と思っていたところで、個人のツイッターでちょっと書いた、直接出版社さんのお役立ちネタではないのですが、ちょっと興味深くお読みいただけるのかな、というものがありますので、これをアップします。
たまたま楽天ブックスを見ていて、ある本の在庫部数の表示があったのですが、「残り後○個です」という表示になっていました。本に対して残り○個はないですよね~。
そこで、アマゾンを調べたら「○点在庫あり」となっていました。「点」もアイテムを指すような気がして落ち着かないと感じます。
ちなみにセブンネットショッピングは在庫数表示はありませんでした。
とはいえ、アマゾンにしても楽天にしても、いろいろなアイテムを扱っているので、本は「部」なり「冊」を入れるとして、CDだと「枚」とかになるし、アマゾンはさらにギターの弦やら調理器具、種などもあって、どう数えたものか。商品カテゴリごとに切り替えるのも面倒ですよね。
日本語は不便です。
(寺島)
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